¥44,000(税込)
中古品(モディファイ):状態☆★★★★
商品番号~009
程度
☆★★★★
個 性
☆★★★★
サウンド
★★★★★
操作性
★★★★★
現行品の状態の良い”Ibanez TS-808 Tube Screamer Overdrive Pro ”をベースに広島でビンテージギター、アンプの在庫では随一の楽器店”Two Step”の藤村氏に協力していただきモディファイしたペダルです。藤村氏はマーシャルミュージアムのアンプの管理、輸入代理店”ベンコーポレーション”さんの修理を請け負うなど、非常に優れたリペアマンです。
まず、シンプルにオペアンプをビンテージRC4558P(搭載されたビンテージTS-808は非常に人気があります。)、現在では非常に高額な通称”マレーシアンチップ”に交換し、1週間ほど僕が鳴らして特徴を掴む、馴染ます作業を行いました。それから、今度はビンテージのTS-808、TS-9と比較し、ビンテージに比べどれくらい劣っているかを確認しました。そして、59年製ビンテージストラトをフロントピックアップ、このペダルを繋ぎブラックフェイス期のビンテージヴァイブロラックスで鳴らしながら音を確認し、ダイオードを交換するなど藤村氏が様々な調整を行いました。そして音が定まったら、ギターをビンテージギブソン、アンプをビンテージマーシャル、現行のフェンダー、Two Rockなど様々な組み合わせで確認していきました。そして完成に至っております。
実は僕は現行のTSが苦手です。TS特有のミドルが”こもった”感じが苦手です。ですがビンテージTSは個体差はあれどクリアでミドルの嫌な感じがありません。クリアさは上手く表現出来たモディファイになったと思いますし、一番心掛けたポイントです。ただ、ビンテージと現行品だと筐体の材質がかなり違います。なので、いくらビンテージの同じオペアンプに交換したり、パーツを変えたとしてもオリジナルビンテージには勝てません。
僕が思う当たり個体のTS-808が100点、外れ個体が85点だとしたら、このモディファイTSは65点、ノーマルの現行品は30点くらいだと思います。あくまで主観ですので参考までに。もし80点以上のモディファイを作れるとしたら、当時の筐体が必要になるので筐体の為にジャンク品を買い改造することになります。そうすると、あまりビンテージと変わらない価格になってしまいます。それら考慮すると65点ですが、このモディファイTSはコスパは悪くないと思います。是非、ストラトキャスターのフロントピックアップでこのペダルを繋ぎ、ビンテージフェンダーアンプに突っ込みブルースを弾いて楽しんで下さい。もちろんマーシャルなどブリティッシュアンプのブースターとしても優秀です。