¥77,000(税込)
新古品:状態★★★★★
商品番号~006
歪 み
★★★★★
個 性
★★★★★
追従性(ギターボリューム)
★★★★★
操作性
★★★★★
90年代前半にブティックペダルの先駆けとして名を馳せた”Prescription Electronics Inc.”今回は当時の代理店に眠っていた展示品をご用意できました。オレンジの筐体が珍しい、3ノブの初期仕様“GERM”です。ビンテージゲルマニウムトランジスタを使用したクリーンブースターとフルレンジブースターが搭載させています。ビンテージゲルマニウムトランジスタを使用していることから分類はファズになります。かなりビンテージファズやブースターに近いサウンド、クオリティです。
このペダルですがアンプがクランチした状態、あるいは歪んだ状態でないと良い音は作れません。MarshallやVOXなどのブリティッシュアンプとの組み合わせが最適です。ビンテージフェンダーアンプをドライブさせた状態もお勧めです。
ただ、真空管でもクリーンにしかならないアンプ、またトランジスタアンプはお勧め出来ません。全く、このペダルの持ち味は発揮できないでしょう。
そしてギターボリュームによってゲインコントロールする使い方となります。ギターボリュームの追従性は素晴らしいので手元で音をコントロールする方、60年代末から70年代中旬のギターサウンドやギタープレイが好きな方には非常にしっくりくるペダルだと思います。
また、ビンテージゲルマニウムトランジスタを使用しているのでオペアンプのようなコンプ感はなく、ダイナミックレンジも広いので表現の幅も広がると思います。ファズフェイスやトーンベンダーが好きな方にもお勧めできます。
クリーンチャンネル(左)ではクランチサウンド、ブーストチャンネル(右)ではファズサウンドと2つのサウンドを使えるのは、かなり魅力的です。ブルースやソウル、ファンクなどのルーツミュージックが根底にあるようなプレイをクリーンチャンネル、ブルースロックやギターソロ時にブーストチャンネルと使い分けたり、併用すればサウンドバリエーションも豊富になると思います。
名前の”ゲルマ”ですが、ゲルマニウムトランジスタを使用しているのとスラングのゲルマ(細菌)をかけたネーミングとなっています。筐体に施されたデザインも洒落が効いていて面白いです。アダプター、電池ともに使用可能ですがマンガン電池のご使用をお勧めいたします。トランジスタを使用したペダルはマンガン電池が相性良いです。