¥132,000(税込)
ビンテージ/中古品:状態☆☆★★★
商品番号~034

個 性
★★★★★
サウンド
★★★★★
操作性
★★★★★


ギターの製作でも有名なシカゴValco社のブランド”Supro”の小型アンプです。シングル/6V6パワー管、5Y3整流管を使用、5Wくらいの出力となります。スピーカーはジェンセン製のアルニコ・スピーカー8インチを搭載し、フェンダーチャンプと同等の小型アンプとなります。ツマミもボリュームのみといたってシンプル。インプットは、この当時のアンプに多いのですが複数の楽器が鳴らせるように2つあります。


Supro社のアンプといえば、ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリンの1stアルバムのレコーディングでSuproのアンプ(35Wattのコンポ)にトーンベンダーMK2を使用したことは、あまりにも有名な逸話となっています。下記画像のペダルはトーンベンダーMk2とほぼ同回路のマーシャルスパファズです。

そしてジョー・ペリーに至っては1964年製Supro Super Ampを愛用しており、その愛機をアンプルに現行のSupro Superが製作されています。

オーバードライブペダルで有名なMAD PROFESSORのSweet Honey OverdriveはSuproのサウンドを目指し製作されております。

サウンドですが、同じくアメリカのフェンダー社のアンプと比べるとワイルドでロックです。非常にかっこよいクランチサウンドを提供してくれます。特にこの個体はボリューム5くらいからクランチ気味になってくれるので自宅でビンテージサウンドを堪能出来る素晴らしい個性を持っています。そしてファズの再現性も特筆すべき素晴らしい特徴です。小型アンプでビンテージファズを鳴らしても微妙になることが多いですが、僕が所有するファズを何点か試した所、全て良い感じでした。以下の画像のビンテージファズです。



アンプ直で”いなたい”クランチサウンドを楽しむも良し、お気に入りのビンテージファズを繋いでも良し、繋ぐギターやペダルの個性も存分に楽しんでも頂ける素晴らしいビンテージ小型アンプです。僕の所有する72テレキャスター、74ストラトキャスター、66グレッチテネシアンで鳴らしましたが、どのギターも各々の個性が出てグッドフィーリングでした。ギブソン系のハムバッカーやP-90でも間違いなく良いと思います。

そしてプライスですが、前記した現行品のSupro Superが99,800円、そして同時期のビンテージブラックフェイス期のフェンダーチャンプに至っては300,000円以上いたします。それを踏まえてご検討いただけると幸いです。真空管(USA製の高品質な真空管に交換済み)以外は全てオリジナルで使用感は否めませんがグッドコンディションだと思います。サウンドは好みにはなると思いますが、セールストークでなく僕はブラックフェイスのチャンプよりワイルドなこちらが好きです。50年代のツイードチャンプならフェンダーが好きです。ですが500,000円以上が相場です。
ロックンロールマシンと呼んでも過言ではないSuproアンプ。この機会に宜しくお願いいたします。